パートナービザ(永住権)が降りるまで
- 2021.10.30
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つい先日パートナービザ801が降りて
念願の永住権を取得しましたー!
私は申請にエージェントを使わなかったから、
色んな人のブログから体験談を読んできました!
すごく助けられたので、私のもここに書いておきます〜!
コロナ禍だから半年でパートナービザ降りたとか、いきなり永住権降りたとか友達に起きたミラクルは特に私にはなく、すごーく一般的、むしろ少し長めのプロセスタイムでした。
パートナービザとは
結婚してても、してなくてもカップルが行き着く先はパートナービザ〜
オーストラリアでとても申請する人が多いビザです!
ここでは私が申請した、
オーストラリア人とのパートナービザ、
subclass820,801について書いていくよ。
パートナービザには二段階あって、最初に申請するのが、
Partner (subclass820) Visa テンポラリーレジデンス(TR)
それが降りてから、
Partner (subclass801) Visa パーマメントレジデンス(PR)
に申請、って感じ。
申請費は$7160 AUD (2018年申請当時)でsubclass820,801両方カバーされます。
私たちは未婚、子なしで、事実婚として申請しました;)
このビザでの事実婚の定義は、ビザ申請時に1年以上同棲していること。です。
事実婚ということで、第三者に2人の関係を証明する書類を書いてもらうとか、旅行のチケット、写真、生活費の支払いなどの資料を作って、
本物のカップルであり、かつ今後も長く関係が続いていくということを示していきます!
パートナービザ申請前にやった方がいいこと
ジョイントアカウントをつくる
これはやった方がいいというより、必須。
2人の銀行口座を開設。
家賃や光熱費の支払いは基本ここから!そしてその履歴をスクショして資料として使うよ。
1年以上一緒に住む
私の場合は部屋探しに時間がかかったため、申請時は約10ヶ月間しか経ってなかった!けど大丈夫。解決策は次項↓
Relationship Certificate を取る
これは婚姻届の、未婚バージョン。
正式にお付き合いしてますよーという州が発行してくれる証明書。
これを取っておくと例え同棲期間が1年未満でもビザ取得の可能性が高まるという記事を見たので、登録。
申請から証明書発行まで約3週間ほど。
SA州は申請料$125AUD、証明書発行料$56.5AUD
レシートを取っておく
2人でした外食、行った映画、旅行、イベント、買った家具等、レシートやチケットは必ず取っておく。その時の写真も撮っておくと後で資料として使いやすい!
連絡履歴をスクリーンショット
この連絡履歴が必要なのは2人が離れている時だけ!
私の場合は、私がファームで働いていた時と、一時帰国している時。
主にSNSでのチャット、Facetimeの履歴なんだけど、後から遡ってスクショするのはとっっっても大変。こまめにスクショしておくことがおすすめ。
部屋の契約書に2人の名前を入れてもらう
これは引っ越しする時にやっておくといいこと。
お部屋を借りる際、
契約書に彼と連名で自分の名前も入れてもらえるように頼む。
私たちのアパートメントは1年契約で、
新規契約の場合は2人の名前が必要だったけど、更新時、書類が簡易になって、彼の名前だけ記載されていたけれど、毎度お願いして連名にしてもらってたよ。
オーストラリアの免許証を取っておく
日本の車の免許を持っているなら、オーストラリアの免許証に切り替えるのは簡単。住所をパートナーと一緒にしておくと移民局からの信頼高まるよね。
私の場合彼の免許更新と被ったので、IDとして提出した免許証は2人とも同じ住所に!
そして今後いろんな証明書、書類が必要で、その際免許証があると便利!
パートナービザ申請から取得までの流れ
Partner (subclass820) Visa 申請
2018年12月20日
私は2016年12月24日にワーホリビザで渡豪したので、ワーキングホリデーセカンドビザが切れる少し前に申請したよ。
パートナービザへのブリッジングビザAは現行のビザが終了してから適用されます。
私の場合、知らずに申請前にできるだけ全ての資料を揃えていたけれど、申請には、支払いと、身分証明、オンラインフォームを埋める(スポンサー用*)等基本的なことだけで大丈夫だったみたい。
2人の写真〜とか、旅行のチケット〜とか、家賃一緒に払ってる証明〜とか、後々アップでオッケ!
あの時これを知ってればストレス減ってたなぁ
*スポンサー=パートナー(彼)
審査始まる
2019年12月20日
ぴっったり申請から1年後、Application in progress というメールがきて審査が始まる。ほんと1年間はなんの進展なし。とにかくせっせと必要書類をアップしていきました。3ヶ月ごとに直近の写真や、家賃支払い証明もアップするよ。
Request for More Information のメール
2020年05月06日
移民局からのメールで下記の資料を28日以内に提出してくれと連絡がきます。
・Police clearance certificates
私の犯罪経歴証明書(過去10年で1年以上住んでいた全ての国分が必要。)
・Sponsor – Character requirements – Australian Federal Police (AFP) clearance National Police Check
スポンサーの犯罪経歴証明書
・Sponsorship for a partner to migrate to Australia- Form 40SP
スポンサーについての書類(スポンサーが記入)
日本の犯罪経歴証明書は28日以内では到底取り寄せられないので、取り寄せている証明(申請のレシートや大使館の人に一言メモを書いてもらうとか)をアップするので大丈夫。
日本の犯罪経歴証明書をもらうには指紋を提出しなければいけなくて、本来なら現地の大使館に行って指紋をその場で採ってもらって申請できるんだけど、アデレードには日本大使館がないので、メルボルンの大使館から、指紋採取用の台紙を送ってもらい、自分でアデレードの警察署(しかも限られた警察署でしかできない。私はPort Adelaide)へ行ってそれをまたメルボルンの大使館へ返送して、そこから日本の警察に送ってもらうという長ーいプロセス。
しかも警察証明が届いた時、封筒に開封厳禁の文字。もし開けたら無効になるってあったの。オンラインページにアップしなきゃいけないのに開けられないってトリッキーすぎるでしょ。
大使館の方に連絡したら移民局に聞け、移民局に聞いたら大使館に聞けとタライ回され、結果、移民局へ郵送が安全ということで、開封しないで、移民局に送りました。
ちなみにオーストラリアの犯罪経歴証明書は紙ぺら1枚で1週間くらいで届くので、それをスキャンしてアップ。
それと一番大事なのは、犯罪経歴証明書の有効期限は1年のみ!
だからこのメールが来てから用意してね。じゃないと二度手間になる可能性あり。
Partner (subclass820) Visa が降りる
2020年07月29日、申請から約19ヶ月!
日本の警察証明を移民局へ発送してから約1週間でビザが降りてた!!
ビザが降りてたのに気づいたのは数日後、、
Partner (subclass801) Visa 申請
2020年11月20日
Partner visa application process というメールがきて、オンラインでパートナービザsubclass801を申請。
本来ならsubclass801は820申請から1年後に申請できるようになるって調べた時には出てたけど、少し早かった。
オンラインフォームには住んでる家に何部屋あるのか、家事の分担状況、パートナービザsubclass820が降りてからの2人でしたこと等を書いてアップ。
Request for More Information のメール
2021年08月24日
Statutory Declaration という書類、ほとんどオンラインでsubclass801を申請した時と同じ内容の質問をスポンサーが書いて、提出。
私たちの場合はコロナで出かていなくて、オンラインで申請した時あまり書くことがなく、欄がスカスカだったからこの追加資料提出がリクエストされたのかも笑
この書類の面倒だった点は、国家資格のある建築家、ナース、医者等、特定の職業についている人にサインをもらわなければいけなかったこと。そしてオンラインでアップ。
この資料も本当はメールが届いてから28日以内に提出しなければいけないんだけど、諸事情があり期間延長の申請をメールでして、10月17日にアップ。
Partner (subclass801) Visa が降りる
2021年10月20日、801申請から11ヶ月。
トータルで2年4ヶ月。
追加資料を提出してすぐ!降りました〜
subclass820でも追加資料提出後すぐ降りたから、ちょっと期待してたので、
やっぱり!やったー!って感じ。よかったよかったー
私の友達はsubclass820申請時、追加書類提出してもなかなかビザが降りなくて心配していたらsubclass820,801が同時に降りるミラクルがあったよ!
追加書類リクエストが来るとドキッとしてしまうけど、きっと大丈夫!
各段階のビザの違い
パートナービザへのブリッジングビザAでできるようになること
・制限なく働ける。
ワーホリの場合は1箇所半年まで。学生の場合は時間上限あり等、今コロナ禍では緩和されているものもあるけれど、このような縛りがなくなって、どこでも、何時間でも働けるようになります!
・メディケアに入れる
メディケアカードが届くので、公立のGPは無料で受けられるようになります。
私病気知らずで使ったことないからわからないけど、取りあえずワーホリの時に入っていた保険をやめました。
ブリッジングビザAではブリッジングビザBを申請しない限りオーストラリアを出ることはできません。正確には出ることはできてもオーストラリアに再入国することができません!なので、旅行や一時帰国で海外に出る場合はブリッジングビザBの申請お忘れなくー!もちろん申請料かかります。100ドルくらい。
Partner (subclass820) Visa でできるようになること
・学校にオージーと同じ値段で通える
オーストラリアは留学生と現地学生同じ学校、コースでも値段が3倍位違います。私は速攻TAFE(公立の専門学校。コースによっては大学卒業学位も取れます)にアプライしました!
・海外への行き来が自由になる
残念ながらコロナ禍ではこれは意味のないものに‥
コロナ禍では再入国できるのは永住者とオーストラリア国民のみ、しかも要申請。
・TAFEで無料の英語のクラスが受けられる。
・3ヶ月ごとにオンラインでアップしていた家賃や、電気ガス水道代の支払い証明をしなくて良くなる。
Partner (subclass801) Visa でできるようになること
・永住権保持者となる
5年間で3年以上オーストラリアにいることが条件で、オーストラリアに永住できる。
・コロナ禍の今、緊急事態には出入国ができるようになる。
これは要申請で、政府からの許可が必須。
しかし、この11月からはオーストラリアの入国規制が緩和されるので、許可なしでも海外への渡航ができるようになります。
※ワクチン、自己隔離等の条件あり
・オーストラリア国民になる権利がある。
16歳以上かつ、4年以上オーストラリアに住んでいて、永住権取得から12ヶ月経っていることが条件。
日本人は二重国籍不可なので、私はオーストラリア人にはなりません。
・自分の両親をオーストラリアに移住させることができる。
私の友達、留学生は両親がオーストラリアに住みたいからという理由で永住権取得を目指している人がたくさんいます。
・たとえパートナーと別れてもオーストラリアに残ることができる。
subclass820のビザではもしも破局を迎えた際には、移民局に自己申請して、28日以内に出国しなければいけません。が、subclass801は1人でもオーストラリアに残れます。
最後に
長ーい文章読んでいただきありがとうございます!
オーストラリアで出会い、結婚もなく、子供もない、
似たような状況の人がたくさんいるんじゃないかな〜
という私たちのビザ申請記録でした!
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